ファッション

パリコレ復活で華やぐストリート 旬の着こなしは色柄使いと肌見せで

 2022年春夏シーズンのパリ・ファッション・ウイークが9月27〜10月5日に開催された。多数のブランドがリアルなショーを復活させ、欧米間の渡航も容易になり始めていることから、街は多くの来場者で活気を取り戻した。屋外でのマスク着用義務は解除されており、ストリートでは人々が満面の笑みで再会を喜び、ハグやビズを交わす光景が見られた。

 来場者のスタイルは、フーディーやスエットパンツといったストリートウエアは少なくなったものの、代わりとなるような大きなトレンド、スタイル、アイテムは見当たらなかったのが今季の特徴だ。ひさしぶりの華やかなイベントへの参加とあって、色や柄を使ったり、露出度の高いウエアで肌を見せたりと、ドレスアップを楽しんでいた。またもう一つの特徴は、ブランドから提供されたバッグや衣装をまとう、全身ワンブランドコーディネートのインフルエンサーが多かったことだ。ブランドによっては、自身の私服で来場する業界関係者の方が少ないようなところもあった。

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百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

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