日本エステティック協会は10月12日、神奈川・パシフィコ横浜で、“ライブに、リアルに、エステのチカラを体感する日”をコンセプトにしたイベント“アジェステ ビューティフェスティバル2021 in 横浜”を開催した。
当日はリアルイベントとして実施しつつ、オンライン配信もするというハイブリッド形式を採用。“第14回 エステティックコンテスト”の結果発表と表彰式を中心に、“フランスにおけるソシオエステティックの実状”を紹介するコンテンツや、森柾秀美「エステティック モリマサ プロフェッショナルスクール」学院長による“「前向きに、楽しくためになる」技術やメニューの提案”を解説する講演など、現役エステティシャン向けのコンテンツを公開した。
さらに、業界をけん引するトップサロンで働くエステティシャンが登壇。この職業を選んだ理由や、エステティシャンを長く続ける秘訣など語る、学生向けのプログラムも好評だった。会場には企業出展ブースを設け、休憩時間には各ブースから趣向を凝らしたPR配信を行うなど、盛りだくさんの工夫で視聴者を引き付けた。
プログラムの中でも特に盛り上がりを見せたのが、“第1回 ビジネスアイデアコンテスト”だ。これは“コンセプトサロン部門”“SDGs部門”“サロンPR部門”の3部門に分け、各部門でこれからのエステティック業界をけん引するビジネスアイデアを表彰するコンテスト。当日、全国のオンライン視聴者の投票で、最優秀ビジネスアイデアを決定した。
“コンセプトサロン部門”では、「海外で日本の和のおもてなしを提供!」を提案したエステティシャンの石川智枝子さんが最優秀賞を受賞。海外の海が見える水上コテージにサロンを作り、セラピストが着物を着てお茶を点てておもてなしをする、というアイデアが好評だった。
“SDGs部門”では、「どんな時も、自信をもてる自分であるために」と題する動画をプレゼンテーションしたエリーのりこさんが受賞。ジェンダーレスに提案できるトリートメントや、これからの時代に求められる接客シミュレーションが高評価を受けた。“サロンPR動画部門”では、「私の大好きなサロンのご紹介」という動画で応募した山下汀紗さんが受賞した。
プログラムの最後に、日本エステティック協会の滝川睦子副理事長が登壇。「昨今のコロナ禍で困難を強いられているエステティシャンも少なくない中、イベントに参加してくれてうれしく思う。来年は、日本エステティック協会設立50周年のアニバーサリーイヤー。来年には光輝く未来が待っていて、エステティシャンがさらにお客さまを幸せにできる環境が整うよう、当協会も尽力していきたい」と話して締めくくった。なお同イベントのアーカイブは、10月18日から公開する予定だ。