REPORT
グランピングにもぴったり!?エレガントなアウトドアスタイル
今季の出発点は、先に発表されたメンズ・コレクションとも呼応する、ハイキングやセイリングなど自然と触れ合うアウトドア・アクティビティー。コレクション・ノートにも「私にとっては、自然の中にいるのが1番のこと。都会的な環境から離れれば離れるほどいい」というトーマス・マイヤー=クリエイティブ・ディレクターの言葉がつづられている。
ファーストルックは、迷彩のような柄をのせたフード付きパーカとクロップドパンツ。一見、カジュアルなセットアップだが、フードの内側にレオパード柄のシアリングを用いるなど贅沢なディテールを施しているのが特徴だ。その後も、自然とのつながりを感じさせる柄は度々登場し、ドレスやテーラードのセットアップなどにも落とし込まれた。プリントに加え、今季の重要なポイントは、アウトドアにつながるディテール。テントやアウトドア用にシートに見られるアイレット(ハトメ)を散りばめている他、さまざまな太さと色のロープやネットで柄を描いている。また、パイピングやフラップポケット、スナップボタン、ナイロンのストラップなどアウトドアウエアによく用いられる要素を随所に取り入れている。
アイテムで特に目を引くのは、バリエーション豊富に提案されたドレス群。アイレットにロープを通して作る肩のストラップや背中のディテールはテントさながらだが、上質な素材感とフレアシルエットでエレガントに仕上げている。