Maiさんはアパレルの販売員や店長を経験した後、現在は占い師兼パーソナルスタイリストとして活動している。西洋占星術などを基にした独自の手法でその人が今必要とする色を導き、アパレルの経験を生かして希望者にはその色に沿ったスタイリングも提案している。骨格診断や“イエベ、ブルベ”診断はここ数年ですっかりファッション接客の定番になったが、買い物に悩む人の背中を押すという点で、Maiさんの占いもそれらと共通するものがある。Maiさんに占いとファッション販売について聞いた。
―アパレル業界で仕事をされてきた経験があるとのことですが。
Maiさん(以下、Mai):アパレル業界では12年くらい働きました。最初は千葉県内にある個人経営のセレクトショップで、その店の雰囲気が好きで働き始めました。この時は販売からバイイングまでいろんな仕事をしました。さらに販売職を極めたいと思い、大手専門店チェーンに転職して約8年間勤務しました。その後VMDの仕事がしたいと思い、声をかけていただいた外資系ファストファッションに転職したのですが、結局はマネージャー(店長)職しかできず、さらにコロナも重なり、アパレル業界を引退しようと決めたのが2020年3月頃です。
―販売員のキャリアからなぜ占い師になったのでしょうか。
Mai:マネージャー職は売り上げや店舗運営、人間関係など、悩みが多かったんです。スタッフの悩みを聞いているうちに「この子をどうにかしたい」と感情移入してしまい、自分自身の悩みはスタッフには相談できず、大きく膨らんでいきました。当時、私は自分の悩みはある占い師さんに相談していて、その影響で自分でも占いを勉強するようになりました。自分で占った内容を仕事にも生かしてみたら評判が良かったのです。自分のことを占った際に「36歳で独立すると上手くいく」と結果がでていたので、それを信じてみました(笑)。
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