パルは、プチプラ雑貨店「スリーコインズ(3COINS)」の旗艦店を東京・原宿に11月12日オープンする。明治通りに面した同社直営店「ベースヤード トーキョー(BASE YARD TOKYO)」を改装し、1階部分の415平方メートルに出店する。「スリーコインズ」は全国に221店舗を構えているが、旗艦店は初めて。食品やバッグなど旗艦店限定の商品もそろえる。
300円(税抜)の生活雑貨を主力にする「スリーコインズ」は、パルにとって最大の稼ぎ頭の事業。コロナ下の巣ごもり需要を追い風して成長を加速しており、2021年3〜8月期の売上高は前年同期比83.8%増の187億円だった。通期(22年2月期)の売上高も前期に比べて100億円増の「360億円を突破する勢い」(同社)で伸びている。
近年は300円雑貨だけでなく、1000円以上のワイヤレスイヤホンや美容家電など品ぞろえも拡充されており、店舗の大型化を進めている。