「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」などを運営するファッション企業のアダストリアは、10月27日から嵐の二宮和也さんを起用した新テレビCMを放映する。自社ブランドを集めたECモール「ドットエスティ(.st)」をアピールするもので、CM公開に合わせて「ドットエスティ」上とアダストリアの実店舗ではポイント還元キャンペーンも行う。
CM発表会見で二宮さんは、ファッション企業からCM出演依頼がきたことについて「最初はドッキリだと思った」とコメント。しかし、私服が中学生のようだと言われてきた二宮さんが「ドットエスティ」で変わるというCM内容を聞き、「そっち(の切り口)かと腑に落ちた」という。
続けて、「撮影日も本当に短パンとTシャツという(中学生)スタイルで現場に入ったので、アダストリアの社員の方はニヤニヤしていた気がする。ジャニーズ事務所の年末のカウントダウンコンサートの映像でも、僕だけ毎年同じコートを着ているので『一体いつのコンサートなのか分からない、あいつだけ時が止まっている』と言われてきた」といった自身のファッションに関するエピソードを披露。「ドットエスティ」上で1日に3000枚以上が投稿されるという全国の販売員のスタイリングスナップについて、「僕みたいにファッションが分からない人が見ても楽しい。何を着ていいか分からない人こそ、あれをこう着ればいいのかと気づきがある。スタイリングスナップを見てから街に出ると(行き交う人の服装を見て)発見もある。僕ぐらいのファッションレベルの人にとってありがたい機能」と力説した。
CMは、27日に放映開始する「私服が中学生」篇と、順次公開予定の「何か違うなぁ」篇の2つ。制作にあわせて、二宮さんは東京・渋谷のアダストリア本社も訪問。「社員の皆さんが楽しそうに働いていたのが印象的」だったという。こうした制作の裏側を映したスペシャル動画も「ドットエスティ」上で27日に公開する。また、CMキャンペーンに合わせて「ドットエスティ」上では27日〜11月11日、全国のアダストリア実店舗では10月30日〜11月10日に、購入金額の20%をポイントとして購入客に還元するキャンペーンも実施する。
「ドットエスティ」は2014年にスタートし、現在の登録会員数は1200万人を突破。21年2月期の「ドットエスティ」売上高は300億円を見込む。CM放映効果により、「11月末には会員数は1300万人を超えると見ている」と話すのは、「ドットエスティ」事業を統括するアダストリアの田中順一執行役員マーケティング本部長だ。「コロナ禍によるステイホームで、今はECがお客さまとの大きな接点になっている。店頭に来られる方も事前にECを見ている。『ドットエスティ』は『ゾゾタウン(ZOZOTOWN)』や『アマゾン(AMAZON)』などに比べるとまだまだ知名度が低い。多くの方に知られたメジャーな存在になるためにテレビCMを企画し、幅広い層に支持される二宮さんに出演いただいた」と狙いを話す。