ファッション

軒並み2ケタ増の「スナイデル」 販売員を影で支える“課長”の仕事とは?

有料会員限定記事

 魅力的な販売員を多く抱えるブランドには、売り場と本部をつなぐ“人”の存在が欠かせない。毎年恒例の「WWDJAPAN」販売員特集は、これまで販売員に光を当ててきたが、今回(11月8日号)は販売員を裏で支える影の存在にも注目。ルミネ新宿店を筆頭に、軒並み売り上げ2ケタ増をマークしている「スナイデル」のキーパーソンに話を聞いた。

 横内真由美課長は、全国の「スナイデル」31店(FC店舗を除く)の店長および販売員を、トレーナー5人とともにマネジメントしている。「店に伝えたいことを彼女たちがまとめて店に落とし、逆に店から上がってきている声をまとめて本社企画やプレスに伝えるといった、まさにキーとなる存在だ」と鈴木努レディス営業本部本部長。その横で「いえいえ、そんな」と謙遜する横内課長は、グイグイと皆を引っ張るタイプではなく、人をリラックスさせる穏やかな雰囲気の持ち主。「フレイ アイディー」での実績を買われ、コロナ下の2020年5月に現職に就任した。

 仕事は非常に多岐にわたる。商品企画の検討会に参加し、売り場に足りないものやお客さまの声を伝える一方で、企画担当者のモノ作りへの思いを販売員に伝える。MD構成のマップに目を通して、足りないものなどを意見したり、ディストリビューターと在庫や店舗ごとの商品デリバリーを細かく調整したり、EC担当やPR担当など、全部署と連携している。この人に聞けばブランドのことは何でも分かる、全部署のハブのような存在だ。

この続きを読むには…
残り1917⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。