コーセーの「ジルスチュアート」は、2015年に初めて12星座をモチーフにしたネイルカラー“ホロスコープネイルズ”を発売した。その後17年には誕生石にインスピレーションを得た“バースジェム グロス”を、20年には星座石をモチーフにした“ラッキー ジェムマイリップス”を発売。いずれもモチーフとなる星座や誕生石と色みを連動させて、毎月1色ずつ数量限定で発売することで特別感のあるアイテムになった。(この記事はWWDジャパン2021年10月25日号からの抜粋です)
「15年当時はネイルブームでブランドの主軸アイテムであり、ギフトとしての需要も高かったネイルで星座モチーフを提案した。2回目以降は、ネイルに比べて本数を持っていることの多いリップに変更。自分の星座や誕生石を選んでの購入はもちろん、友人へのバースデーギフトとしての需要が高い。ブランドを象徴する製品でありプロモーションになっている」と戦略ブランド事業部の菊池明日香ジルスチュアート ブランドマネージャーは話す。ブランドのコアターゲット層である20代の女性をはじめ、占いに興味関心をもつ新規客も取り込んでいる。コロナ禍でリップの需要が落ち込む中、ティントタイプだったことも奏功し、マスクの下でもリップを楽しみたいというニーズの掘り起こしにつなげた。
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