ビューティ

「ビープル レメディ」の一環として自分軸のマインドケアを提案 「ビープル バイ コスメキッチン」の取り組み

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 マッシュビューティーラボが運営する「ビープル バイ コスメキッチン(以下、ビープル)」は、2013年の誕生以来オーガニックライフスタイルを提案し続けている。本質的な美を追求し、外側だけでなく内側からのヘルス&ビューティをかなえるため、インナービューティも積極的に導入。19年にはナチュラル&オーガニックレメディーの専門コーナー「ビープル レメディ」を設け、その領域は心や脳のケアにも及ぶ。病気ではないがちょっと違和感を覚えたり、もやもやとした何かを解決したいと考えたりというときに訪れても、自分に合ったアイテムが見つかる、そんなナチュラル&オーガニックセレクトショップとして20代後半~40代前半の女性を中心に支持されている。(この記事はWWDジャパン2021年10月25日号からの抜粋に加筆をしています)

 椋林裕貴マッシュビューティーラボ副社長は、「日本は金融資産や、安心安全、長寿といった点ではトップクラスだが、幸福度ランキングは56位ともいわれ心の満足度がとても低い。つまりは、心の満足度は物欲では満たせないということ。これからはマインド、心に働きかけるビジネスだと気づき、ここ6年ほどマッシュグループ全体として“ウエルネスデザインカンパニー”という企業理念を掲げて取り組んでいる」と語る。この企業理念を事業として実践するとき、健康で美しくいるために心身ともに生活の中で整えることを大切にオーガニックライフを提案してきた「ビープル」とのシナジーは高かったという。

 「現在は他人と比較するのではなく、自分に合っているかどうか、いわば個性の時代になったと考えている。プロダクトの時代からマインドの時代へと移り変わっているともいえる。さらにコロナ禍によって、ある意味自由に考えごとができる時間が生まれたことで、自分の人生そのものを見つめ直した人も多い」と椋林副社長は話し、日本のみならず世界全体が心の充足を得るための嗜好性が加速していると分析する。また「コロナ禍で誰もが大きな不安を抱えていた。孤独になったときに人は何かに頼りたい、縋りたいという気持ちが潜在的に生じると思う。そういったことも精神的な充実を目指す働きかけの一環としてあった」と話す。

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