ファッション

「ジョルジオ アルマーニ」2016年春夏ミラノ・コレクション

REPORT

フェミニンなジャケットスタイルは透け感がカギ!

今年、ブランド設立40周年を迎えた「ジョルジオ アルマーニ」。女性の装いの変化に大きな影響を与えてきたジョルジオ・アルマーニの今の気分は、フェミニンなムードのようだ。先に発表した「エンポリオ アルマーニ」では、花柄と淡いピンクやオレンジを差し込み、「可愛らしい」という表現がぴったりなコレクションを披露。「ジョルジオ アルマーニ」でも、鮮やかな赤からピンクにかけての色のグラデーションと透け感のある素材使いでアルマーニ流の「新しいフェミニニティー」の表現に挑んでいる。

 ブランドを象徴するジャケットスタイルは、いつもよりも若々しく軽やか印象だ。例えば、テーラードジャケットには、シフォンなどの柔らかなトップスとショーツをコーディネート。ロング丈やクロップド丈のパンツはオーガンジーを重ねて仕立てることで重さを感じさせない。そんなフェミニンなムードにアクセントを加えるのは、エキゾチックなテイスト。縞模様をはじめとする柄やモチーフをさまざまに散りばめた。

 終盤の贅沢なエンブロイダリーやビジュー装飾が目を引くイブニングのシリーズも、今季は大半がミニ丈やひざ上丈だ。腰にたくさんのギャザーを入れて作るふんわりしたバルーンシルエットのスカートが、シースルーの素材感と相まって、女性らしさを際立てている。

 ショーの後には、会場となったアルマーニ / テアトロの向かいに5月にオープンした施設、アルマーニ / シーロスで、自叙伝の出版記念イベントを開催した。

LOOK

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。