ビューティ

資生堂のトップメーキャップクリエイターから美容部員に転身 メイクの技術と魅力を発信し銀座を盛り立てる

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 新型コロナウイルスの影響で店頭を支える美容部員は、変化に対応すべく接客術を工夫し、新たな販売方法を模索している。「WWDJAPAN」11月8日号では、そんな苦難を乗り越え、コロナ禍でもブランドとお客さまを支えるファッション・ビューティの敏腕販売員を紹介した。

 「シセイドウ(SHISEIDO)」のトップメーキャップクリエイター(STMC)として活躍していた河井しのぶさんは、2020年7月にオープンした「シセイドウ」グローバル フラッグシップ ストアのLBC兼副店長に就いた。会社の中でSTMCから美容部員に転身するのは稀だという。

スタートは地域密着型の店舗での接客

 河井さんは1998年に資生堂に入社し、山口県で美容部員として16年従事した。配属された店舗は地域密着型で顧客の中心が年配者だった。やりがいを感じていたものの「メイクが大好きで、技術の向上と楽しさを伝えたい」と社内で募集があったメーキャップクリエイターに挑戦した。大阪を拠点に西日本エリアを担当し、百貨店などで行うメイクイベントの出演や、各店舗の美容部員に向けてメイクアップのトレーニングなどを担当。その後17年に東京に拠点を移した。そんな中で、「シセイドウ」を世界に発信する拠点である東京・銀座のグローバル フラッグシップ ストアに配属された。「関西、関東を拠点に活動できたのはSTMCの中で自分だけ。全国のお客さまのニーズを理解していること、無類のメイク好きであることなどが会社の目に止まり、声が掛かった」と語る。

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