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「生理痛」「冷え性」など女性の不調の理解を深めるゲームが登場 上司やパートナーの立場からも考えるように

 漢方薬を中心とした一般用医薬品と医療用医薬品を販売するクラシエ薬品は11月20日、体の不調をきっかけにダイバーシティー社会を考えるカードゲーム“人にやさしくなるゲーム”(税込3630円)を発売する。薬局・ドラッグストアで展開する漢方薬ブランド「漢方セラピー」シリーズの誕生15周年を記念し、数多くのヒットゲームを手掛けてきたオインクゲームズと開発した。20〜21日に東京ビッグサイトで開催する「ゲームマーケット2021秋」(オインクゲームズブース内)のほか、公式サイトやアマゾンで販売する。

 “人にやさしくなるゲーム”は、これまであまりコミュニケーションの対象とされてこなかった体の症状や悩みについて考える内容になっている。プレイヤーが「体調不良の人」と「周りの人」に分かれ、自分の体の不調に気付いていない設定の「体調不良の人」が、「周りの人」からかけられる「セラピーワード」をヒントにして、自分の症状に気がつくことを目指す。「体調不良の人」は「わたしの場合は、チクチクではなく、ズキズキって感じ」というように、自分の症状を伝える。一方で「周りの人」は「なりきり上司」といったアプローチカードに書かれた立場に自分がなりきって、「顔色悪いし、今日は無理せず早めに帰ったら?」など優しい言葉を相手にかける設定になっている。

 特に女性にとって体調の悩みは、親しい人でもなかなか打ち明けづらく、うまく理解してもらえないケースも多くある。同ゲームは、家族や友人、パートナー同士など、多くの人が体調不良の理解を深めるために開発した。人に“やさしくなること”を楽しむことで、多くの人が互いの理解を深め、それぞれが自分らしく生きられるダイバーシティー社会に向けて活用してほしいという思いが込められている。

 「漢方セラピー」は、健康志向が高まり、セルフメディケーションが重視される中、毎日に寄り添う存在として漢方薬を活用して欲しいという思いを込めたブランド。分かりづらく難しいイメージのある漢方薬を、症状やお悩みに合わせて自由に選べるようパッケージを分かりやすく工夫している。

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