ファッション

「ギャルソン」の“闇市”が復活 250人が長蛇の列

 「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」は、“闇市”をテーマにした期間限定ショップ「ブラック マーケット(BLACK MARKET)」を東京・原宿の八角館1階に11月29日までオープンしている。“過去と未来の黒が集まり、黒くないものも黒く”をテーマに、レザージャケットからTシャツ、スニーカー、バッグ、時計、椅子まで幅広い限定アイテムを扱う。売り上げ目標は期間全体で1億円。初日の12日は朝8時から並びができ、10時には約250人が列を作った。

 会場の八角館は、神宮前交差点に面する一等地。外から見えないようドアを黒く塗り、“闇市”のコンセプトを強調した。店内は、喫茶店として使われていた1階に黒の仕切りを立て、迷路のような空間を演出した。延べ床面積は約300平方メートルだが、売り場面積は約3割となる。

 アイテムは、「ルイスレザー(LEWIS LEATHERS)」と「ウルフズヘッド(WOLF'S HEAD)」とトリプルコラボしたレザーベスト(税込25万3000円〜131万円)をはじめ、「グッチ(GUCCI)」とのPVCバッグ(同5万5000円)、ミリタリーブランド「アルファ インダストリーズ(ALPHA INDUSTRIES)」のデッドストック品に後染め加工やロゴプリントを施したアイテム(同3万5200円〜5万2800円)、「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」の人気アイテム“シャークフーディー(SHARKE HOODIE)”の黒バージョン(同2万9700円)、ディズニーとタッグを組んだ“黒いミッキー”のTシャツ(同1万2100円)、ベルトに「コム デ ギャルソン」のブランド名をあしらった真っ黒の「G-SHOCK」(同2万6400円)、川久保玲がデザインした椅子(同38万5000円)などをそろえる。

 同ブランドは、コロナ禍でも日本で小規模なショーを続けるなど、“現場のライブ感”にこだわってきた。今回の「ブラック マーケット」も、客にワクワク感とエネルギーを提供したいという強い思いで実施したという。「ブラック マーケット」の開催は2年ぶりで、これまでは表参道交差点すぐのビルや商業施設ジャイル(GYLE)1階などで行ってきた。

■BLACK MARKET “闇市”
日程:11月12〜29日
場所:八角館1階
住所:東京都渋谷区神宮前6-4-1

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