ウィゴーは、循環型ファッションの提案を目指して2021年3月に恵比寿にオープンした新業態「リィエニナル(RIENINAL)」で古着アイテムのサブスクリプションサービスを試験的にスタートさせた。月額5000円で販売価格税込3万円以内の商品を貸し出す。2022年春から本格稼働させる予定だ。
貸し出す商品はアパレルのみを対象とし、同一商品は最大3カ月間レンタルできる。サービス利用には、「リィエニナル」オンラインストアの会員登録とクレジットカードの登録が必要。返却時に商品を割引価格で購入することもでき、貸し出しから1カ月後は10%オフ、2カ月後は20%オフ、3カ月後は30%オフとなる。
ウィゴーは20年に二次流通の専門部署を新設した。6R(リデュース、リユース、リサイクル、リペア、レンタル、リメイク)を取り組みの方針とし、古着の売買以外の循環型の施策に力を入れる。今後は、「リィエニナル」恵比寿店を拠点としてさまざまな発信を行っていく。園田恭輔ウィゴー社長は、「6Rの中で、リペアとリメイクに関しては集めた古着を販売する前に既に実施しているが、今後、顧客からアイテムを預かってお直しをすることも視野に入れている。循環型ファッションを目指し、買い取りも『ウィゴー』下北沢店では行ってきたが、現在は一旦休止している。買い取りのノウハウ自体はあるので、今後は買い取り業態の拡大も検討していく」とコメントしている。