ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は、美容部員の可能性とファンケルの障がい者雇用の話。
【賢者が選んだ注目ニュース】
資生堂のトップメーキャップクリエイターから美容部員に転身
ファンケルの特例子会社で菓子の製造・販売を開始
今、店舗型ビジネスは大きく変わろうとしている。これまでブランドの価値を伝えるアウトプットの場は店舗しかなかったが、店舗以外の場所でもアウトプットが求められている。そこで注目したいのが、販売員・美容部員にはものすごい量の知識と経験が蓄積されているということだ。働き方改革が取り上げられて久しいが、営業時間前後にたくさん勉強や練習をしたとしても、翌日アウトプットできる時間は店頭にいる8時間だけ。もっと厳密に言うと、アウトプットしているのは接客している時間だけなのかもしれない。ところが、SNSやライブ配信といったオンライン上を含めアウトプットの場が増えたことで、8時間の壁を越えることもできる。その際は自分の知識や経験を価値に変えて、レバレッジを効かすということを個々人が頭に置いておく必要があるだろう。
レバレッジを効かす意識を持つこと
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