三井物産と日鉄物産は24日、両社の繊維部門を統合して発足する新会社名を、MNインターファッションと発表した。社長には三井物産アイ・ファッションの木原伸一会長(61)が、副社長には日鉄物産の繊維部門を管掌する吉本一心(かずみ)取締役常務執行役員(58)が就く。常勤の取締役には、両社からそれぞれ3名が就任する。新会社は来年1月1日付で発足し、来年4月からはオフィスも港区赤坂の赤坂Kタワーに統合する。
新会社は三井物産の子会社三井物産アイ・ファッションを承継会社とし、三井物産と日鉄物産の両社で新会社MNインターファッションの株式を50/50の比率で持ち合う。三井物産アイ・ファッションの2021年3月期の業績は796億円、経常利益が13億円、日鉄物産の繊維部門は売上高が984億円、経常利益が16億円。単純合算で売上高1780億円の巨大な繊維専門商社が誕生することになる。