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「YSL」が女性に対する暴力撤廃を啓もうする活動をスタート ジャパンサポーターの岩橋玄樹が登壇

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT、以下YSL)」は、親しいパートナーからの暴力に対する認知と教育を広める「アビューズ イズ ノットラブ(ABUSE IS NOT LOVE)」の日本での活動を“女性に対する暴力撤廃の国際デー”の11月25日からスタートする。24日に行われた記者会見には「アビューズ イズ ノットラブ」のジャパンサポーターに就任したタレントの岩橋玄樹が登壇した。

「アビューズ イズ ノットラブ(=暴力は愛じゃない)」は、世界で問題視されている「IPV(intimate partner violence=親しいパートナーからの暴力)」を発端に同ブランドが2020年からグローバルで取り組むCSR活動だ。「IPV」は身体的、性的、経済的、精神的、およびパートナーによる行動のコントロールが含まれており、女性の約3人に1人は経験するといわれている。特に経験や知識の少ない16〜24歳の若年層で被害が多いことに着目し、「アビューズ イズ ノットラブ」では恋愛関係における親しいパートナーからの9つのABUSE(=暴力)のサイン(1無視する、2脅す、3侮辱する、 4操る、5嫉妬する、6管理する、7干渉する、8孤立させる、9萎縮させる)の認知と教育を広め、2030年までに200万人の教育を目指す。さらに、21年以内に美容部員を含む約300人にトレーニングを完了させる予定だという。12月からは NPO 法人「女性ネットSaya-Saya」とパートナシップを組み、特に若者を対象としたデートDVの啓もう活動である「チェンジプログラム」を支援し、長期的に取り組みを行う。

会見に登壇した岩橋玄樹は「『IPV』は16〜24歳の若い世代に起こりやすい問題。同世代の僕が情報を発信することでより多くの人にメッセージを届けたい」とジャパンサポーター就任についてコメントした。今回の取り組みを機に自身の認識やパートーナーとの接し方を見つめ直したという岩橋は、「『アビューズ イズ ノットラブ』の9つのサインを知り、もし周りに困っている方がいたら声をかけてあげてください。そして、皆さんが笑顔で幸せにすごせることを心から願っています」と締めくくった。

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