「ユニクロ(UNIQLO)」は11月26日、黒河内真衣子によるファッションブランド「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI以下、マメ)」とのコラボレーションライン「ユニクロ アンド マメ クロゴウチ(UNIQLO AND MAME KUROGOUCHI)」の第2弾を発売します。一部で“マメクロ”と呼ばれている同コラボですが、第1弾は今年6月に発売し、日本はもちろんシンガポールやタイなどでもヒットして「かなり好調だった」(広報担当者)といいます。第2弾発売前にショールームでじっくり商品を取材してきました。
コンセプトは第1弾と変わらず、「下着と洋服の境界線を超えるインナーウエアコレクション」。コンセプトが表すように、“マメクロ”はユニクロの中の婦人アウターではなく、婦人インナーのチームが開発やMDを担っています。第1弾のときに目をひいた、「マメ」らしい曲線のカッティングは継続。一方で大きく変わったのは色使いです。第1弾はブラウンやサンドベージュといった日に焼けたような夏らしいトーンが印象的でしたが、第2弾はグレーを基調にした白から黒のグラデーションで、「冬のしんとした空気感」をイメージしたといいます。
第1弾はカットソートップスなども充実しており、全18型の構成でしたが、第2弾は全9型と比較的コンパクト。うち6型はブラジャーやショーツ、アンダーウエアなどの下着類で、アウターウエアは“3Dニット”のセーターやロングカーディガンなどがそろいます。ブラジャーやショーツ、カップ付きキャミドレス、リブニットパンツなど前回からの継続アイテムも多く、「前回買い逃した方から、また買うチャンスがあって嬉しいというお声をいただいている」といいます。
「見えてもきれい」を追求
初登場のハイネックセーターやカーディガンは、首元や袖口、胸元などをよく見ると“3Dニット”の編み立てによって絶妙にカーブした作りになっています。それにより、手首や首元を美しくきゃしゃに演出。特に、ベルスリーブのハイネックセーターは3990円(税込)という価格もあり、ヒットを予感させるアイテムです。同様に、カップ付きの7分袖アンダーウエアも袖口や裾がカーブしており、「見えてしまってもきれい」を追求しました。
ちなみにこのカップ付きアンダーウエア、ユニクロの冬インナーの代名詞である“ヒートテック”ではなく、夏用インナーのイメージが強い“エアリズム”を使用しているのがポイントです。「冬でも室内では暑いと感じることも多い。ニットの下でも蒸れや汗を解消できるように」と、“エアリズム”を採用したそう。確かに、セーターの上にダウンアウターを着込んで地下鉄に乗っていたりすると、汗をかいてしまうことも多いですよね。ブラジャーやカップ付きキャミドレスも“エアリズム”使用です。
“マメクロ”第2弾商品は、一部は国内全店舗で販売し、フルラインアップは限定店舗と公式ECでの販売です。海外店舗についても、地域によっては一部商品の販売時期などを変えることもあるそうですが、第1弾と同様に販売するそうです。