ファッション

ZOZO 610(武藤貴宣)の喜び溢れるファッション人生^_^  Vol.4 一言でいうと前澤さんは天才でした

有料会員限定記事

 座右の銘は「鳴かぬなら 笑わせてみせよう ホトトギス」。ZOZOTOWN立ち上げメンバーで、出店ブランドの営業部門を統括する武藤貴宣氏が、ファッションへの愛と明るい未来について、ゆるく語ります。

前号から続く)
 入社後は何でもやりました。朝会社に行くと、前日の注文がたまっているので、全員で伝票を出して、商品を棚からピックアップして、ダンボールに詰めて発送伝票を貼って昼前に発送。同時に次の商品の入荷があるので、ダンボールを開けて、検品して、トルソーに着せて、写真を撮って。それで夕方になっていました。

 前澤(友作)さんは夕方くらいからずっとシステムを作っていましたね。音楽チームは、洋服の仕事が終わったら自分たちの持ち場に戻って、レコードやCDのカタログ通販の対応をしていました。電話がかかってくるので、それに対応しながらオススメもするんです。接客していた2人は本当にマニアックな知識を持っていて、その技はとても真似できないものでした。ですからレコードやCDもそれなりに売れていたんです。ただ利幅は少ない。

 一方で洋服はめちゃくちゃ売れていました。理由は単純です。ニーズに対して供給がなかったからです。ネット上で公式に「デビロック」とか「エクストララージ」を売っているサイトがなかったわけですから。しかも、すごく買いやすいシステムだったと思います。今とそんなに変わらない基盤でやっていましたし、写真の撮り方も含めて、どうやったらお客さんが買ってくれるだろうと、ちゃんとお客さんのほうを向いてサイトを作っていました。そして、ただ本当に好きな服を好きなだけ仕入れるみたいな。

この続きを読むには…
残り974⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

ZOZO x ビジネスの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。