「WWDJAPAN」ポッドキャストの連載「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の専門記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第4回は「日本発『素材革命』の行方」。服の素材が大きく変わろうとしています。火付け役はスタートアップ企業のスパイバー。人工タンパク質で作られた繊維は「クモの糸」にたとえられ、今後の服の素材の勢力図を大きく塗り替えると言われています。いったい何が画期的なのか、素材の基本から分かりやすく解説します。
【今回のキーワード】
日本で一番スパイバーに詳しい記者/天然繊維と化学繊維/ポリエステルの圧倒的シェア/綿は農作物/羊毛は畜産物/化繊は石油由来/人工タンパク質繊維はポリエステルに匹敵する発明/関山社長/ユニコーン企業/カシミヤにも変身?/自動車にも使える/ゴールドウインのムーンパーカ/地球に優しい/クモの糸は最強/20年前のWWD/帝国人造絹糸/昆虫ウォーズ/ミノムシの糸/世に出ていないのに/ボルトスレッズ/ステラ マッカートニーやパタゴニア/DNAをデザイン/染色企業の驚き/慶応幼稚舎/熊本のスマート養蚕ファクトリー
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など