東レは29日、「2022年東レキャンペーンガール」に間瀬遥花(24)を起用すると発表した。これまで山口智子や藤原紀香、菊川怜らを輩出したことで知られる同社のキャンペーンガールは、間瀬さんで40人目。歴史ある繊維企業によるキャンペーンモデルも、旭化成が今年9月に休止を発表するなど過渡期にある。選考にあたった幼方聡子・東レ宣伝室長は、「当社でも議論はあった。ただ、42年間継続してきたキャンペーンガールは認知度も高く、当社の重要な資産。時代に合わせてマイナーチェンジしながら、当面は継続していく」と語った。15年からは呼称から水着をなくし、数年前からは水着審査もやめ、今年は水着イベントへの参加も予定していないという。「審査に関しても過半数以上を女性で行い、応募者の中にはLGBTQに該当する人もいる。実は存続の可否も含めて毎年のように社内では議論を重ねており、今後は性別にこだわらないモデルの起用も検討している」という。そうした中で、今回選出した間瀬さんは「存在感が際立っていて、どんなときでもポジティブな雰囲気が溢れ出していたことが決め手になった」(幼方室長)という。
間瀬遥花さんは1997年9月29日生まれ、名古屋市出身。特技は4歳から習っているというエレクトーンで、同日の記者発表会でも披露した。間瀬さんは今後、着物や浴衣のキャンペーンや、同社の婦人服地やユニフォームの展示会に登場するほか、全国の同社の拠点でのイベントなどにも参加する予定。間瀬さんは「この2年はプライベートも含め、人の集まる場所に出ることがなかった。今年1年はそういった場所に機会も増えると思うので、積極的に参加し、東レの魅力を伝えていきたい」と豊富を語った。