日本国内のみならず、グローバルで活躍する新時代のボーイズグループJO1は、今年でデビュー2年目を迎えた。サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」で結成後は、エンタメ界のみならず、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT 以下、YSL」のオフィシャルビューティパートナーを務めるなど、ファッション&ビューティアイコンとしても輝きを放っている。12月15日には5枚目のシングル「WANDERING」をリリースする。同作品にはJO1初となるダブルリードシングル「僕らの季節」「Prologue」のほか、さらなる成長をキーワードとした新曲を複数収録予定だ。今回はグループ内でも“破天荒キャラ”として個性を際立たせている鶴房汐恩に、JO1の魅力や目指す場所、そして自身のファッションやビューティへの想いについて聞いた。
WWD:昔からファッションに興味があった?
鶴房汐恩(以下、鶴房):実を言うと、もともとはファッションに無頓着なタイプでした。デビューしてからファッションに触れる機会が増えて、一気に目覚めていった感じです。仕事ではスタイリストが用意してくれた衣装を着ることがほとんどですが、仕事のときはもちろん、オフでもちゃんとオシャレにしていたいなと思うようになりました。
WWD:今日はセットアップスタイルで撮影に挑んでもらったが、普段のスタイルは?
鶴房:私服はカジュアルでシンプルなものがほとんど。銀座にお気に入りのショップがあって、スタイリッシュな品ぞろえが今の自分のスタイルに合っています。以前はフーディーなどもよく着ていたんですが、最近はもっとシンプルで、スエットにダボっとしたシルエットのワイドパンツなどを合わせることが多いです。カジュアルだけど、どこかきれい目に見えるスタイルが好きですね。
WWD:最近購入したものは?
鶴房:ハイブランドのスニーカーを購入しました。存在感がありながら、品格のあるデザインが気に入っています。普段はカチッとした靴を履くことが多くて、そもそもスニーカーってあまり持っていないなと。気に入った靴ばっかり履いてしまうクセがあるので、どうしてもボロボロになってしまって(笑)。今後はいろいろとローテーションしてみたいです。あとは、海外通販サイトで韓国ブランドのシューズやアイテムを買うことも多いです。
韓国の人気俳優ソン・ガンがスタイルアイコン
WWD:ファッションで参考にしているものや人は?
鶴房:好きなブランドのインスタグラムアカウントをフォローしていて、アップされているスタイルを参考にしています。あとは、韓国にソン・ガン(Song Kang)という人気俳優がいて、彼のファッションはシンプルでオシャレだし、体格もいいから参考になる。韓国のファッションシーンは自分のスタイルともマッチするので、特にチェックしています。
WWD:アクセサリーは好き?
鶴房:ネックレスやリングが特に好き。アクセサリーもシンプルに合わせることがほとんどなので、シルバーばかりに目がいってしまいます。逆に、ゴールドはあまりつける習慣がないかな。女性が身につけているのを見ると素敵だなって思うんですが、僕がつけると少し派手になりすぎちゃう気がして(笑)。ちなみにピアスは怖いので開けていないです!でもイヤーカフは好きですね。衣装でつけることも多いので。まだ自分では買ったことがないのですが、今度チャレンジしてみたいです。
WWD:ビューティについて意識していることは?
鶴房:「YSL」でオフィシャルビューティパートナーをやらせてもらい、仕事上でメイクをする機会もかなり増えたので、メイクをすることへの抵抗は全くなくなりました。仕事でメイクをした日は、しっかりメイクオフし、スキンケアをすることも少しずつ習慣になってきた気がします。ただどちらかというと、インナービューティを気にしているかな。例えば、毎日ストレッチをするとか……。あとは体型管理のために、食べるものにも気を遣っています。
WWD:どのように体型を管理をしている?
鶴房:野菜から食べるようにする、なるべくお米を控えるなど、食べる量が多いので、全体のカロリーを計算しながら食事するように気を付けています。お肉も脂質の少ない部分を選ぶなど、工夫できることはやってみようかなと。本当はポテトサラダが大好きなんですけど、最近は控えていますね(笑)。でも食生活を意識するようになってから、工夫次第で好きなものを食べられるということが分かったので、意外と制限が苦じゃないんです。スープなどを選ぶことも多いですね。この仕事を始めてから食事はもちろんですが、自分自身の体や、美容について意識することが増えました。
アクセサリーブランドのプロデュースに挑戦したい
WWD:今後やってみたいファッションやビューティ関係のお仕事は?
鶴房:アクセサリーブランドのプロデュースです。僕が学生なら、女性ならこれがほしい!という視点で客観的にマーケットを見ながら、ジェンダーレスなアクセサリーを作ってみたい。僕自身はシルバーやブラックが好きですが、ゴールドだったり、ピンクだったり、いろいろなカラーを使っても楽しそう。みんながどういうものを求めているのかをリサーチして、自分のエッセンスを取り入れていきたいです。
WWD:JO1の中での自分の立ち位置、そして魅力は?
鶴房:僕は11人の中でいうと破天荒キャラ。グループでは、結構お兄さんポジションなんですけど(笑)。実は周りを見ながら暴れている感じですね。JO1は僕を含めたメンバー全員、とても個性が立っているグループです。11人全員が本当に性格が違って面白い。
WWD:12月に「WANDERING」が発売されますが、今後の目標は?
鶴房:近い目標は日本制覇。誰もがJO1を知っているという国民的グループになりたい。具体的な目標でいうと、日本各地でドームツアーを開催したいです。最終的にはメンバーの一人一人が影響力を持って世界に発信していくグループになれればいいですね。12月15日に発売する「WANDERING」は、これまでの曲と違って少し落ち着いた大人な曲調です。キャッチコピーは“予期せぬ局面、直面した苦難を乗り越え僕らは成長する”。僕らの新たなコンセプト、そして成長を感じてもらえるシングルです。