ダウンウエアやウールコートなどを手掛けるイタリア企業のヘルノはこのほど、アウトドアブランド「モンチュラ(MONTURA)」を買収した。「モンチュラ」は2000年、ロベルト・ジョルダーニ(Roberto Giordani)がイタリア北部の街、ロヴェレートで創業。テクニカルな山岳ウエアが世界中の登山家に愛されている。
クラウディオ・マレンツィ(Claudio Marenzi)=ヘルノ社長は「今後、マーケットにおいてアクティブプロダクトはますます重要な役目を果たすだろう。その点『モンチュラ』は、非常に高いポテンシャルを秘めている。私自身、1970年代から登山を愛する1人であり、『モンチュラ』のユーザーでもあった。2016年にロベルトと出会い、同じ起業家として価値観を共有し、意気投合した」と買収の経緯について話す。
「ヘルノ」は1948年に創業。“ラグジュアリーカジュアル”を標ぼうし、2012年により機能的な素材を扱うラミナーコレクションをスタートしてからは“ファッションテクノロジー”も提案。『モンチュラ』をポートフォリオに収めることで、“アクティブスポーツ”市場にも打って出る。