「WWDJAPAN」ポッドキャストの連載「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の専門記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第10回は「百貨店は生き残れるか」。四半世紀以上続く市場縮小にコロナが重なり、百貨店の変革が待ったなしです。駅前一等地で集客力を競う手法、アパレルを中心にした売り場構成、当たり前と考えられた百貨店のビジネスモデルも見直しが進みます。百貨店はどこに向かうのか、話し合ってみました。
【今回のキーワード】
松屋の美術催事/国内百貨店売上高ピークは9.7兆円だったが…/閉店記事たくさん書いた/伊勢丹松戸店/ららぽーと、イオンモール/豊かな中間層の消失/手堅い富裕層/ゆりかごから墓場まで/「みんなの百貨店」から「お金持ちの百貨店」へ/伊勢丹新宿本店のVIPルーム/ハロッズは駅弁甲子園やらない/呉服屋/座売りに先祖返り?/松坂屋静岡店に水族館/西武渋谷店のチューズベースシブヤ/冠婚葬祭の常識を教えてくれる/叙勲の知らせがきたら三越日本橋本店/阪神梅田本店の食/捨てたものじゃない
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など