素材大手ユニチカのグループ会社であるユニチカトレーディングは、部分植物由来ポリトリメチレンテレフタート(PTT)樹脂“デュポン ソロナ”を使用した、独自の特殊複重層系技術による紡績糸“パルパー メイド ウィズ ソロナ ポリマー(Made with Sorona Polymer”の新素材を12月に販売する。新たに開発したのは、植物由来のPPT樹脂とリサイクルPETや、オーガニックコットンを使うなど環境に配慮した5種類で、2022年春夏シーズン向けの素材として提供する。
新素材の販売計画は、22年度の売上高が3億円、24年度以降は20億円を目指す。今後はオーガニックコットンやリヨセル繊維“シルフ KF”などを使ったサステナブル素材のほか、異なる2つの素材を合わせる技術“パルパー”方式を用いたハイブリッド素材を開発していくという。