集英社が1955年から発行する少女まんが誌「りぼん」は12月3日、オンラインショップ「りぼんのおみせ」をオープンした。2020年3月に東京・原宿で実施したポップアップストアの第2弾という位置づけで、今回はオンラインのみでの展開。同誌のロゴフォントを生かしたグッズと共に、同誌で00年前後に連載していた藤井みほなによる「GALS!」、同じく00年代に連載していた槙ようこによる「愛してるぜベイベ★★」とのコラボレーション商品も販売する。
「雑誌の長い歴史の中で、たくさんの“りぼんっ子”たちがこの雑誌を支えてくれている。(現在の読者である)小中学生だけでなく、大人の“りぼんっ子”たちのために何かしたいという気持ちで、『りぼんのおみせ』は始まった」と、同誌の相田聡一編集長はコメント。昨年のポップアップストアで、「原宿だけでなく、全国で商品が買えるようにしてほしい」という声がSNSに集まったことから、今回はオンラインショップでの開催にしたという。
販売する商品は、大人になった“りぼんっ子”の日常になじむデザインを意識した。分かりやすいロゴ入りTシャツやマスクなどもそろうが、まんがの登場人物が実際に身につけていそうなヒョウ柄のスカーフや、足の裏の部分にメッセージを入れたソックスなどもあって、ファン心をくすぐる。「読者であればあるほど、作品のファンであればあるほど、理解することができるデザイン」だ。
価格はロゴ入りTシャツで8580円(税込)、ソックス3300円、マグカップ2530円など。親子のリンクコーデが楽しめるよう、キッズアイテムも作った。オンラインショップは期間限定の予定だが、反応を見て継続も予定している。ショップを実際に手掛けているのは、ブランディング支援などを手がけるスパイスボックス。