資生堂は、2022年1月1日付けの組織の一部改正とそれに伴う人事を発表した。同日、執行役員制度を廃止しエグゼクティブオフィサー体制へ完全移行する。
これまでの社会価値創造本部は発展的に解消し、傘下にあった3部門の機能を強化するため、サステナビリティ戦略推進部、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)戦略推進部、アート&ヘリテージマネジメント部を新設する。サステナビリティ戦略推進部長には中村亜希子・社会価値創造本部 サステナブル環境室長兼ブランド価値開発研究所サステナブル開発推進室長が、D&I戦略推進部長には本多由紀・社会価値創造本部ダイバーシティ&インクルージョン室長が、アート&ヘリテージ マネジメント部長には住薫子・社会価値創造本部アート&ヘリテージ室長が就く。
さらに、インナービューティー事業開発部は、インナービューティー事業本部に改編。スキンビューティー領域でグローバルナンバーワンを目指し、コア事業である化粧品事業とのシナジーを生み出すインナービューティー事業の基盤の構築や新事業の展開をリードする。インナービューティー事業本部長兼ブランドマーケティング部長には胡嘉芳・経営革新本部インナービューティー事業開発部特任部長が就く。
また、アジア地域を中心に事業を展開する「アネッサ(ANESSA)」と「エリクシール(ELIXIR)」の成長を加速すべく、両ブランドを統括管理するグローバルプレミアムブランド本部を新設。グローバルプレミアムブランド本部アネッサグローバルブランドユニット部長には角谷香菜アネッサグローバルブランドユニット ブランドディベロップメント室長が就く。
なお、人事部と生産部も再編成するほか、グローバル規制部も新設する。