1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は顔のたるみをケアする超スパルタな電流美容ばりについて。
30代も半ばになり、ある言葉にドギマギするようになった。それは、「あれ?なんか疲れてる?」。体はすごく元気なのに、え、それって、純粋に顔がたるんでるってことやんか……!よく眠ればハツラツとできた20代から、少しでも無理をすると一気にお疲れ顔へジャンプする30代(涙)。そんな時の駆け込み寺的存在が、電流美容バリ。すっかり眠ってしまった顔の筋肉と細胞たちへ、目覚めの緊急指令を出してくれる超スパルタな美容ばり。心強い助っ人であるそこを、ご紹介しよう。
顔面神経麻痺の治療を応用
副都心線の雑司ヶ谷駅から徒歩3分ほどのところにある「竹田竜太鍼灸整骨院」。ここ数年で急増した美容ばりに電流を流す施術の先駆けでもある。というのも、鍼灸師21年の経歴を持つ代表の竹田先生が電流美容ばりを始めたのは、なんと15年ほども前なのだ。当時はまだ“美容バリ”という施術すらほぼ行われておらず、「なんで顔に打つんですか?」という質問もあったような時代。その時から電流美容ばりを施術しているのだから、経験と技術力は言わずもがなである。しかもその技術は年々進化しているというのだから、これ、行くしかないでしょ。
元々、顔面神経麻痺の治療を得意としていた竹田先生。美容バリはその治療の応用で編み出したのだそう。複雑な顔の神経や筋肉の構造を解剖学から学び熟知しているからこそ、デリケートな部分も安心してお任せできるのだ。名越が竹田先生を知ったのは今から5年ほど前。30代に入り、これまでなかった顔のたるみを感じ、「どうしたらええんや……!」と半ベソをかきながらインターネットで検索しまくり、たどり着いたのが竹田先生だったのだ。そしてその施術の内容と結果にすっかりほれ込んでしまったのである。今回、名越が竹田先生にお願いしたのは目の下のたるみとほうれい線。特に左側のたるみ具合が気になっていることを伝えた。では、早速、どんな施術かご紹介しよう。
顔の筋肉と細胞の目覚め
「どや!」と言いたくなるこのはりの数よ。気分はハリネズミ。スタンダードコースは電流美容ばりと体のはり治療。はりの数や打つ箇所はその人の状態や悩みに合わせた完全オーダーメード。ちなみに、名越の頭には60本ほどのはりが打たれている。「まず、頭を緩めます。皮膚は一枚でつながっているので、頭を緩めないと顔が引き上がらないんです」という竹田先生。ガチガチの名越の石頭もこれでほわっとゆるゆる。では、いよいよ、顔の美容ばりへ。
「うぉお!今どないなってんねん!」と二度見してしまう衝撃の施術写真!(笑)これぞ、超絶・美容電流ばりと必殺技のごとく名付けたくなる見栄え。顔には89本。頭と合わせておよそ150本(えらいこっちゃ)!神経に向かって打つはりと、筋肉に向かって打つはりを織り交ぜながら組み、ポイントを絞って16カ所に電流を置いていく。「気になってる箇所に打っても意味がなくて、そこを引き上げる筋肉と神経を狙うのがポイントです」と、竹田先生。電流が流れ始めると、ピクピクと顔の筋肉が動き出す。そのまま20分ほど放置。時間を置きすぎても筋肉が緩みすぎてしまうそう。痛みはなく、名越はいつもここで眠ってしまうレベル。時間になったら、終了。シャキッと、すっきり!
いつでも、スイッチオン
「働きがあまり良くなかった場所に刺激を入れるので、実感が湧くまで2、3日タイムラグがあります」と、竹田先生が言うように、日に日に「あれ?今日はさらに調子がいいわ♡」とウキウキしてくるうれしさ。ふと鏡に映った自分の顔も、うん、疲れてない!スパルタ師匠にバシッと刺激を入れてもらって、スイッチオン。定期的なメンテナンスで、いつでもハツラツ顔でいよう。