「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、イタリアファッション協会と協業し、若手デザイナーをサポートするプロジェクトを立ち上げた。2022年2月に開催されるミラノ・ファッション・ウイークから若手デザイナーを毎シーズン1人選び、同ブランドのインスタグラムアカウントで選出したデザイナーのコレクションを公開する。
「ヴァレンティノ」とピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)=クリエイティブ・ディレクターが第1弾として選んだのは、イタリア・ボローニャを拠点にする1990年生まれのマルコ・ランバルディ(Marco Rambaldi)だ。選出した理由は「今の世代の価値観に合わせ、インクルーシブなキャスティングを通じて人間を表現するアプローチ」だという。
ピッチョーリ=クリエイティブ・ディレクターは「デザイナー選出の基準は、私たちの核にあるアイデンティティの価値に共鳴する感性を持つ方です。ヴィアレッコで行われたマルコ・ ランバルディのショーは、人間らしさと、万華鏡のような美のビジョンを称えた優美でパワフルなものでした」と語った。
ランバルディは「ピエールパオロ・ピッチョーリと彼のチームとの取り組みは私たちのような独立系ブランドにとっては大きな支えとなります。この瞬間に耳を傾けるという彼らの能力と先見性、そしてとりわけファッションに対する深い愛情を象徴するものです。このコラボレーションは、『ヴァレンティノ』が自らの歴史を刻み続けるだけでなく、今後10数年にわたりイタリアファッションのすべてを育て、広めていきたいという願いを込めたものだと信じています」とコメントした。