座右の銘は「鳴かぬなら 笑わせてみせよう ホトトギス」。ZOZOTOWN立ち上げメンバーで、出店ブランドの営業部門を統括する武藤貴宣氏が、ファッションへの愛と明るい未来について、ゆるく語ります。
(前号から続く)
出店ブランドを自分たちで口説いてきていたので、自分の担当ではないウィメンズのブランドと自分が扱っているブランドの商品が一緒に並んだり、「同じお店だ」と思われたら、出店者もサイトのファンも離れてしまうと思い、僕らは結構強く抵抗しました。
前澤(友作)さんもその度に「分かった」みたいな感じでしたが、その半年後とか、事あるごとにポータールサイト化を提案してきました。前澤さんがビジネスとしてやりたいのはよく分かったのですが、僕らは自分たちのことしか考えていなかった(笑)ので、やりたくなかったですね。
でも何かの折り合いが付いて、ある日「一つのポータルにしましょうか」となりました。ただ、普通にやってしまうと横並びなどの問題がある。だから、コンセプトを作って、見せ方を面白くして、ブランドも納得するようなやり方でやろうと。ネット上に街をつくって、一つの玄関口で一つのIDで全部買えるけど、一つ一つのお店は個性があって独立してるみたいな。そういうコンセプトでやりましょうと始まったのがZOZOTOWNです。
最初、1店舗ずつ実際のお店の模型を作ったんです。家を建てるときに作る、あの模型です。架空のショップの模型を作って街にして、そこをカメラで撮って絵にしようという構想で進めていたのですが、あまりにもコストと時間がかかり過ぎました。なので、それをCGでやろうということになりました。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。