「アディダス(ADIDAS)」と「オールバーズ(ALLBIRDS)」は、コラボレーション第1弾のランニングシューズ“フューチャークラフト.フットプリント(FUTURECRAFT.FOOTPRINT)”の抽選販売を12月13日に「アディダス」公式アプリで開始した。15日9時に「オールバーズ」抽選専用サイトでも応募を開始するほか、同日から「アディダス ブランドセンター RAYARD MIYASHITA PARK」でも販売する。カラーはホワイトのみで、価格は1万3500円(税込)。サイズは「アディダス」では23〜30cmを、「オールバーズ」では22〜28.5cmを用意する。
同アイテムは、カーボンフットプリント(商品のライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガス排出量)の削減に取り組む両社が協業し制作。5月にプロトタイプを100足限定で抽選販売したところ、1万人を超える応募があった。その後量産化を進め、今回は世界1万足限定で販売する。
ミッドソールは、「アディダス」の“ライトストライク”をベースに、「オールバーズ」のサトウキビを原料に用いた“スウィートフォーム”を掛け合わせて新素材を開発した。アッパーはリサイクルポリエステルとテンセルを使った素材で、アウトソールには天然ゴムを採用した。重さは約150gと軽量で、環境負荷抑えながらパフォーマンスの高さを実現させた。
素材以外では、パッケージにSFC認証取得済みの梱包材を採用したほか、商品を運ぶ際の貨物船の燃料には料理油をリサイクルしたバイオ燃料を用いるなど、ライフサイクル全体でカーボンフットプリント削減に向けて取り組んだ。その結果、1足あたりのカーボンフットプリントは2.94kg CO2eと、両社のシューズの中で最も低い数値を達成した。“アディゼロ RC3”との比較では63%を削減した。22年春以降は4色のカラー展開を含め、さらに規模を拡大していく予定だ。