「グッチ(GUCCI)」のオンラインコンセプトショップ「ヴォールト(VAULT)」に、12人のジュエリーデザイナーの作品が登場した。「ヴォールト」はクリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)のビジョンに基づいて創設され、修復やカスタマイズした「グッチ」のビンテージアイテムに加え、自ら招へいしたデザイナーによる作品などを販売している。
今回登場するジュエリーデザイナーは、セブ・ブラウン(Seb Brown)、「モンドモンド(MONDO MONDO)」のナターシャ・ゴーン(Natasha Ghosn)、バーナード・ジェームス(Bernard James)、ブルー・バーナム(Bleue Burnham)、シャルロット・シェネ(Charlotte Chesnais)、ジョージア・ケンボール(Georgia Kemball)、マーティン・アリ(Martine Ali)、レベッカ・コソネン・バイド(Rebekah Kosonen Bide)、フレイザー・ハミルトン(Fraser Hamilton)、カストロ・スミス(Castro Smith)、「テティエ(TETIER)」のフローレンス・テティエ(Florence Tetier)、エリー・トップ(Elie Top)の12人。
12人のジュエリーデザイナーは、伝統的なジュエリー制作の技巧を用い、作品を通じて自己を表現している。作品はアートや詩、歴史主義、民族衣装などを取り入れたお守りのようなジュエリーから、彫刻的なもの、荒削りな仕上げで自然界の美と壮大さを表したもの、アンティークの天文時計や天球儀を思わせるものまで多種多様だ。
また「ヴォールト」はこれらデザイナーの紹介に加え、4回目となる「グッチ」のビンテージアイテムも発売。ミケーレ=クリエイティブ・ディレクターと「グッチ」の専任アーキビストが厳選したセカンドハンド商品を修理したもので、ほとんどが一点ものだ。全てのビンテージアイテムにはエディションナンバーを付け、特別なパッケージを提供する。
「ヴォールト」は9月にミラノ・ファッション・ウイーク中に初めて発表されたもので、年に数回、限定アイテムや作品が登場する。