アメリカのストリートメディア「コンプレックス(COMPLEX)」は、ナイキ(NIKE)からスニーカーのデザインなどに関わってきた4人の要職が11月に一斉に退社したと報じている。本件についてナイキからコメントは得られていない。
報道によると、同社を離れたのはバスケットボール・フットウエア部門シニア・デザインディレクターのセルジオ・ロザーノ(Sergio Lozano)や、シニア・フットウエアデザイン・ディレクターのネイト・ジョーブ(Nate Jobe)、3Dフットウエアデザイン部門ディレクターのチャド・ナイト(Chad Knight)、メンズ・スポーツスタイル・イノベーション部門グローバル・シニア・デザインディレクターのトム・ラッシブルック(Tom Rushbrook)だ。ロザーノは1990年に入社以降、“エア マックス 95(AIR MAX 95)”をはじめ、“エア マックス 98”や“エア チューンド マックス(AIR TUNED MAX)”などのデザインを手掛けてきた。またジョーブは、「ナイキラボ(NIKELAB)」や「ナイキ ACG」のほか、2017年に発表した故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)とのコラボプロジェクト「THE TEN」にも携わっていた。
なお、ロザーノとジョーブ、ラッシブルックの今後については明らかになっていない。ナイトは「(3Dデザインやメタバースの観点から)今後のナイキのデザインを手助けしたかったが、そのチャンスがなかった」という声明を発表し、仮想通貨のワイルダー・ワールド(Wilder World)に入社したことが分かっている。