「WWDJAPAN」12月20日号は「WWDJAPAN 2021下半期ベストコスメ」特集です。恒例の人気企画として“本当に売れた新製品(ニュープロダクト)と既存品(ヒーロープロダクト)”を取材・集計しました。21年下半期(5〜10月)は全国の百貨店・セミセルフ・バラエティーショップ・ドラッグストアに加え、新たにECポータルサイトにも協力を得て、37店舗の忖度なしで売れた製品を紹介します。カテゴリーでは近年注目を集めるフェムテック部門を新設し、14カテゴリーとなり充実度を増しました。
今季はコロナ禍により製品を店頭で試せない関係で、定番品が売れる傾向にありました。また、おうち需要の高まりによる香り付きのボディーケアアイテムの人気も高く、マスク生活により、ファンデーションの代わりに下地が上位を占めました。その傾向は続きつつ、少しずつポストコロナの市場が垣間見れるようなトレンドが目立ちました。例えばリップメイクは、マスク生活の関係でリップバームをはじめとするケアアイテムがトップを占めていましたが、今季は色付きのリップカラーがランクインしています。そういった流れもつかめるランキングになっており、要注目です。