ビューティ

NANAMIが渋谷からサステナを発信 ヘアケアブランド「ヘアキッチン」体験イベントでの取り組み

 資生堂プロフェッショナルのサロン向けヘアケアブランド「ヘアキッチン(HAIR KITCHEN)」は12月18・19 日の2日間、体験スペース“ヘアキッチンマルシェ”を東京・渋谷にオープンした。渋谷モディの店頭プラザ(正面入口)に、同ブランドの原材料の1つでもある規格外野菜や果物を、商品ともにディスプレイ。さながらマルシェ(市場)のような装いになった会場の、身近なサステナブルワードを学べる展示物を通して、野菜や果物の力を髪に生かす「ヘアキッチン」の取り組みを紹介した。

 冒頭のトークショーでは、モデル兼アイデザイナーで、同ブランドの愛用者でもあるNANAMIさんがゲストとして登壇。会場の世界観に驚きつつ、“ヘアキッチン フィニッシングミスト”を使った、自身の日々のヘアケア方法などを紹介。同ブランドがコンセプトに掲げるサステナブルに関しては、「私も廃棄野菜問題には関心があり、本当に小さな取り組みですが、例えばスーパーで大根を買った時など、葉まで活用するようにしています。私に限らず周りの同年代の友だちも、サステナやSDGsへの関心は高いのですが、一歩踏み込んで何かアクションを起こすとなると、何から始めればいいのか分からない人が多いですね。この会場に来て、『ヘアキッチン』で楽しくヘアケアすることが、サステナアクションにしっかりとつながっていることを改めて実感できました」と話した。

 そのほか、“ヘアレシピチェッカー”を使って自身の髪・頭皮に合ったレシピを見付ける提案や、スタイリストによるヘアアレンジレクチャーなども実施。「ヘアキッチン」の“クリーンビューティ”ブランドとしての取り組みと、ヘアケアブランドとしての機能性、双方を体験できる場となった。フォトジェニックな空間になったことで、足を止めて写真を撮る通行人や、SNSで拡散する来場者の姿も見られ、時代を象徴する次世代ブランドの世界観が多くの人に発信された。

渋谷の真ん中に
“ヘアキッチンマルシェ”が出現

 海外のキッチンにあるような大きいテーブルを会場の中心に置き、ブランドを象徴する規格外フルーツや野菜、花などを使った市場のような世界観でイベントスペースを演出。ゆったりとリラックスした雰囲気で、来場者は気楽にテーブルを囲みながら、レシピの提案を受けたり、商品を試したりした。NANAMIさんは規格外フルーツなどのディスプレイを見て、「普通においしそうなのに、規格外というだけで廃棄されちゃうんですね……」と驚いていた。

モデルのNANAMIが
“フィニッシングミスト”の
使い方をレクチャー
会場では商品体験や
サンプリングを実施

大阪の阪急ビッグマン前広場でも
“ヘアキッチンマルシェ”を実施
コンセプトに賛同した
ヘアサロンも協力

「ヘアキッチン」とは

 「ヘアキッチン」は、7月にデビューした新ヘアケアブランド。髪のパサつきや艶の低下、頭皮のニオイなど、さまざまな悩みの根源となる“酸化”に着目し、野菜や果物が持つ、自然環境を生き抜くパワフルな力を用いたオリジナル処方が特長だ。シャンプーは乾燥、デリケート、脂性などの頭皮悩みに合わせてチョイスできて、トリートメントは乾燥、まとまり、ボリュームといった髪悩みに合わせて複数のラインアップを用意。ユーザーはシャンプー、トリートメント、フィニッシングミストなどのステップごとに最適なアイテムを選び、よりパーソナルな組み合わせで楽しめる。

 髪や頭皮だけでなく、地球環境にも負荷の少ない成分やパッケージを使用するなど、サステナブルにまつわる情報をデジタルやサロンで配信し、社会問題への意識が高い次世代のニーズに応える。

PHOTOS:YOHEI KICHIRAKU
問い合わせ先
資生堂プロフェッショナル
0120-785-466