資生堂は12月21日、中国の大手インターネット&テクノロジーカンパニー、テンセントと3年間のグローバル戦略的パートナーシップを締結した。これにより、D2Cモデルの構築とSNS、Eコマースを掛け合わせた商品の販売促進を行うソーシャルコマースの強化や、デジタルを活用した美容体験を進化させ世界中の中国人消費者に新たなサービスを提供する。
同社は中長期経営戦略「WIN2023 and Beyond」の主要戦略の一つとして、デジタル事業モデルへの転換・組織構築を掲げる。今回の提携はその一環となる。本提携で得たノウハウを資生堂グループ全体で活用し、デジタルトランスフォーメーションの加速とデジタル能力開発の強化により、グローバルでの成長につなげる。
テンセントは中国最大のソーシャルメディア事業者で、月間アクティブユーザーが約 13 億人(テンセント調べ)のインスタントメッセンジャーアプリのウィーチャット(WeChat)を運営するなど、D2C プラットフォームや消費者エンゲージメントの優れたノウハウを所有する。