「カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)」は12月17日、NFTコレクションの第3弾をファッション関連のマーケットプレイス、「ザ・ディマテリアライズド(The Dematerialised)」で発売した。
2021年9月にリリースされた第1弾と同様に、19年2月に逝去したデザイナーのカール・ラガーフェルド氏をアニメのキャラクター風に仕上げたバーチャルフィギュアが登場。今回は、ロンドンを拠点とするアーティストのエンドレス(Endless)によるグラフィティーがフィギュアのスーツに描かれている。なお、19年6月にフィレンツェで開催されたメンズファッション最大の見本市、ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMAGINE UOMO)に「カール・ラガーフェルド」が参加した際、エンドレスはラガーフェルド氏の巨大な壁画を制作している。
今回発売された2種類のバーチャルフィギュアのうち、“KL7×エンドレス(KL7 x Endless)”は、エンドレスによるパフォーマンスも行われるという22年6月に開催予定のイベントへの招待状も兼ねている。価格は777ユーロ(約9万9400円)で、限定7個というエクスクルーシブなモデルだ。なお、ラガーフェルド氏は7を自身のラッキーナンバーとしていた。
より手ごろな“KL×エンドレス(KL x Endless)”モデルの価格は100ユーロ(約1万2800円)で、こちらは500個限定となっている。エンドレスによるパフォーマンスのハイライト映像や舞台裏シーン、独占ニュースなどにアクセスできる権利が含まれている。
ピエール・パオロ・リーギ(Pier Paolo Righi)=カール ラガーフェルド最高経営責任者は、デジタルとリアルイベントを融合した今回のハイブリッドなアイテムを「エキサイティングな進化」だと語り、「当社は創業デザイナーであるカールの“今”を大切にするスピリットを受け継ぎ、今後も新しい分野に挑戦して顧客のために素晴らしい体験を作り続けていく」と述べた。