イオンモールは、東京・八王子に次世代型複合商業施設を2025年春に開業する。ショッピングセンター(SC)だけでなく、ネットスーパーなどに対応した物流機能を持つ顧客フルフィルメントセンター(CFC)を併設する。リアル店舗で集客するとともに、デジタル事業の拠点として新しいSCのモデルを作る。
開発する「(仮称)八王子インターチェンジ北」はJR八王子駅から3km、中央自動車道の八王子インターチェンジや国道16号線からも近い場所で、敷地面積は約10万平方メートル。専門店のほか、CFCにリアル店舗を併設したネットスーパー、シネマコンプレックス、障害者スポーツ対応施設、道の駅「八王子滝山」と連携した飲食施設などで構成する。
英オカド(OCADO)と提携して開発するネットスーパーが目玉となる。中核プラットフォームとなるCFCは、最新のAI(人工知能)やロボット技術を駆使した施設。食品や日用品を中心にした幅広い商品を提供する。宅配システムにもAIを活用し、ストレスの少ないネットショッピングが楽しめるようにする。