「シャネル(CHANEL)」は1月21日、新ビューティライン“No1(ヌメロアン) ドゥ シャネル”を発売する。創業者のガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)が愛したカメリア(椿)にちなみ、カメリアの成分を配合したエイジングケアラインで、自然由来成分を最大97%配合したクリーンな処方にこだわっている。1月6日に阪急うめだ本店、阪急オンライン、「シャネル」オンラインブティック、「シャネル」直営店、19日には伊勢丹新宿本店で先行発売する。
シャネルはウィーン天然資源及び応用生命科学大学と10年以上にわたり細胞老化(セネッセンス、Senescence)の研究を進め、その知見を今回の新ラインの開発に生かした。“レッド カメリア ペタル エキス”が細胞老化の第一段階において優れた効果を発揮することを発見し、カメリアの成分は生き生きとした健康的な見た目の肌をサポートすることが分かった。またカメリアに豊富に含まれる抗酸化物質は外的ダメージから肌を守り、若々しい印象へと導く。
スキンケアラインにはエイジングケア美容液に加え、“レッド カメリア”のエキスとオイルを配合したクリーム、アイクリーム、オイル入りのパウダークレンジング、“カメリア ウォーター”入りのローション、肌を外的刺激から守る美容液ミストをそろえる。メイクアップは保湿力に優れた艶タイプのファンデーションとリップにもチークにも使えるバームが登場。さらに“フレグランス ボディ ミスト”は専属調香師のオリヴィエ・ポルジュ(Olivier Polge)が“レッド カメリア ペタル エキス”にジャスミンやオレンジブロッサム、ローズ、レッドベリーノートなどを組み合わせた。実際には香りを持たないカメリアを解釈して作った香りだ。
新ラインは、サステナビリティにもこだわった。処方には再生可能な自然由来成分を使用し、環境への負荷を削減。また花びらや種子、酵母まで無駄なく使用。種皮はクリームの蓋なども使用した。パッケージの80%はガラス製であるほか、容器の重量を平均して30%カット、セロハンやリーフレットの廃止、クリームはレフィルを用意するなど、さまざまなこだわりを詰めた。
同社は1998年からカメリアの研究をしており、フランス南西部のゴジャックに所有するカメリア農園では2000種を栽培している。収穫には生態系に配慮するアグロエコロジー(農業生態学)の農業方法を採用している。