2022年最初の「WWDJAPAN」は、お客さまとつながり、チーム(組織)を強くするために不可欠な「パーパス」のあるブランド作りを考えます。
昨年以降、「パーパス経営」「パーパス・ドリブン」という言葉を聞く機会が増えました。ここで言う「パーパス」とは、いまの時代を鑑み、「私たちのブランドで、社会や世の中を、こんな風に良くしていきたいんだ!」と言うアツい想い。社会的に意義があるから心の底から「やりたい」と思える「パーパス」こそが、大きなビジネスにつながると「WWDJAPAN」は考えます。そんな「パーパス」は、どうすれば生み出せて、組織に伝えられて、製品やサービスに反映できて、お客さまに伝わるのか?その秘密を「パーパス」のあるブランドを築いてきた先人から学びます。
スノーピークの山井梨沙社長からは、「パーパス」を言語化し、社内で広め、ビジネスにつなげてきた数年間を伺いました。復活を遂げたファミリアの岡崎忠彦社長には「パーパス」をしっかり共有できたら組織がどれだけ強くなったかを伺いました。循環型のビジネスモデル構築に挑むアダストリア傘下ADOORLINKの高橋朗サーキュラー事業部長には、社会性の高い「パーパス」づくりと、そこから生まれたビジネスアクションを教えてもらいました。リブランディング以降「パーパス」を意識する「カネボウ(KANEBO)」の山口聡一・花王「カネボウ」ブランドグループ長には、「パーパス」の製品への落とし込み方を聞きました。そしてマクアケの坊垣佳奈共同創業者/取締役には、オリジナリティ溢れる「パーパス」の策定過程や、「パーパス」を最重要基準と捉えた面接についても聞いています。女性をエンパワーメントする石井リナBLAST CEOからは、「パーパス」の発信方法を直撃しました。
特集は、昨年書籍「パーパス 『意義化』する経済とその先」を共著した佐々木康裕Takramディレクター兼ビジネスデザイナーと、「優しさ」が巡る経済の実現を目指すクリエイティブ集団KESIKIの石川俊祐パートナー、そして「WWDJAPAN」編集長の村上要が、「パーパス」の意義を語り合う座談会からスタートします。
そして「WWDJAPAN」は4月、ご紹介した皆さんを講師陣に招く実践講座を開催します!
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特集では、「WWDJAPAN」編集部が、受講生が挑戦するワークショップの一部を先行体験。どんな内容で、どんな風に組織やブランドが変わりそうか?を覗いてみましょう。
そのほかの特集では、小ぶりなハンドバッグを受け入れ始めたメンズ市場の動向、「競争」から「共創」に舵を切り始めたリシュモングループの2大プロジェクト、そしてSNS界のマルジェラこと、ぼく脳と「テンガ(TENGA)」のコラボレーションなどをお届けしています。