伊勢丹新宿本店はこのほど、本館1階の化粧品売り場にシーズマーケットが手がける韓国コスメのセレクトショップ「イェップス バイ シーズマーケット(Yep’s by SEEDS MARKET)」オープンした。昨秋に韓国関連商品を集めた催事が好評だったことから、常設での展開となった。美容大国・韓国から新しくて面白い、そしてきれいになれる製品を選び抜き、最新トレンドとともに紹介する。
店舗名の「イエップス」は韓国で仲のいい友達と話す際によく使われる「Yep」(英語でYesを意味する)と、韓国語で「きれい」を意味する「イエップダ」の2つの言葉を掛け合わせた造語だ。国内オフライン展開初のブランドを含め、SNSなどで話題を集めている「ジェスジェップ(GESGEP)」「マティエ(MATIER)」「ディーント(DINTO)」「ラヴィアン(LAVIEN)」の4ブランドを取り扱う。オープン直後の1月の3連休は実際に手に取って、試したいという顧客でにぎわったという。
三越伊勢丹 化粧品グループ 化粧品営業部 新宿化粧品の吉田広紀スーパーバイザーは、「韓国に関わるファッションやビューティへの興味関心はお客さまの間で非常に高い。昨秋、6階催事場で開催した『リトル ソウル』もとても好評だった。そういった流れを受けて常設でのショップオープンに至った」とコメント。これを皮切りに、顧客の反応を見ながら韓国コスメやファッション、カルチャーを取り入れた企画を検討したいと話す。
また韓国コスメはSNSでの話題性と拡散力があることに注目しているという。同店化粧品フロアのメインターゲットである30〜40代よりも、「百貨店コスメをまだ取り入れにくいと感じている若い層の獲得のフックにしていきたい」と先を見据える。
オープン後に開催したメディア向け内覧会では、モデルのミチがトークセッションを行った。「韓国の美容やカルチャーが好きで、ネットで日頃から情報収集をしている。セレクトされた4つのブランドも話題になっていたものばかり。素敵なものをみんなにシェアしていきたい」と語った。