米ヤフー(YAHOO)は6日、ECプラットフォームのミックマック(MIKMAK)社との提携を発表した。ミックマックは、ギャップ(GAP)のデジタル&ソーシャルメディア部門のグローバルディレクターを務めたレイチェル・ティポグラフ(Rachel Tipograph)が2014年に立ち上げたニューヨーク発のテック企業。
この提携によって、ECサイト上の複数の店舗で購入したアイテムの一括決済が可能となるほか、広告主はキャンペーンなどの効果を測定したり、カートへの追加率や消費者の商品に対する興味、カテゴリーごとのベンチマークといったインサイトや当事者の消費者属性、心理学的属性、行動データなどの情報を得ることができる。
実店舗への回帰や、追跡に関する技術ポリシーの変更など、小売業界はここ数年激動の時代を迎えており、2022年はさらなる変化が訪れると予想される。ヤフーはデータドリブン戦略を強調することで、この変化に備えようとしているとみられている。