ここ2〜3年で、私自身や周囲で服の買い方が変わってきている。それは中古品を買ったり、売ったり、あるいは服をサブスクリプションするという方法に移行している人が多いことだ。端的に言えば、これは「この世にこれほどの服が必要なのだろうか」「新品を買わなくても服はすでに世の中に溢れているのではないか」という気持ちから起こるSDGsな行為だろう。
アメリカでは、ファッションの素材や流通、サプライチェーンがいかに環境を破壊していないかに注目する消費者が増え、そこに留意しないアパレルメーカーはもはや存在しない。
私自身は、今までに何回かザ・リアルリアル(THE REAL REAL)を利用している。購入も経験したし、売るために不要品を持ち込んだこともある。今回、初めてスレッドアップ(THREDUP)を利用したので、その実態についてリポートしてみたい。
膨大な点数を誇るオンライン・スリフトショップ
「スレッドアップ」のサイトに行ってみるとすぐ分かるのは、扱うアイテム数が膨大かつ広範囲にわたっていることだ。まずニットが欲しいと思って、「ウールのカーディガン」で検索をしてみた。すると、数え切れないほど上がってきたため、しばらく画面をスクロールしたあと諦めてしまった。
そこでブランド名で検索すると好みのアイテムがうまく引っかかってくる。普段も購入しているブランドであれば、サイズ感や雰囲気も想定できるので、こちらの方が選びやすいだろう。
自分が好きなブランドである「マルニ(MARNI)」「サンクアセプト(CINQ A SEPT)」「シー ニューヨーク(SEA NEWYORK)」などを検索してみて、だんだんアイテムを絞って探せるようになった。サイズも自分のサイズに絞って検索することができる。
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