ファッション

注目の米リセールEC「スレッドアップ」お買い物リポート ギルティーフリーの“善行”ショッピング

有料会員限定記事

 ここ2〜3年で、私自身や周囲で服の買い方が変わってきている。それは中古品を買ったり、売ったり、あるいは服をサブスクリプションするという方法に移行している人が多いことだ。端的に言えば、これは「この世にこれほどの服が必要なのだろうか」「新品を買わなくても服はすでに世の中に溢れているのではないか」という気持ちから起こるSDGsな行為だろう。

 アメリカでは、ファッションの素材や流通、サプライチェーンがいかに環境を破壊していないかに注目する消費者が増え、そこに留意しないアパレルメーカーはもはや存在しない。

 私自身は、今までに何回かザ・リアルリアル(THE REAL REAL)を利用している。購入も経験したし、売るために不要品を持ち込んだこともある。今回、初めてスレッドアップ(THREDUP)を利用したので、その実態についてリポートしてみたい。

膨大な点数を誇るオンライン・スリフトショップ

 「スレッドアップ」のサイトに行ってみるとすぐ分かるのは、扱うアイテム数が膨大かつ広範囲にわたっていることだ。まずニットが欲しいと思って、「ウールのカーディガン」で検索をしてみた。すると、数え切れないほど上がってきたため、しばらく画面をスクロールしたあと諦めてしまった。

 そこでブランド名で検索すると好みのアイテムがうまく引っかかってくる。普段も購入しているブランドであれば、サイズ感や雰囲気も想定できるので、こちらの方が選びやすいだろう。

 自分が好きなブランドである「マルニ(MARNI)」「サンクアセプト(CINQ A SEPT)」「シー ニューヨーク(SEA NEWYORK)」などを検索してみて、だんだんアイテムを絞って探せるようになった。サイズも自分のサイズに絞って検索することができる。

この続きを読むには…
残り1791⽂字, 画像3枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。