ファッション

パリメンズ&クチュールは、コロナ感染再拡大でもリアル発表多数

 フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、サンディカ)は、1月18〜23日に開催されるパリ・メンズ・ファッション・ウイーク(パリメンズ)と、24〜27日に予定されているオートクチュール・ファッション・ウイークの最終スケジュールを発表した。フランスでは、ここ数週間で新型コロナウイルスの感染が再拡大し、1日の新規感染者数は30万人を超えているが、多くのブランドがショーやプレゼンテーション、ショールームでのアポイントなどリアル発表を計画している。

 パリメンズでは、参加する76ブランド中45組が現地での発表を予定。故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターが最後に手掛けていたコレクションを披露する「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が2回ショーを行い、「ケンゾー(KENZO)」は、メンズ&ウィメンズの合同ショーでNIGO®新アーティスティック・ディレクターがデビューを飾る。そのほか、「ディオール(DIOR)」「エルメス(HERMES)」「ロエベ(LOEWE)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「リック・オウエンス(RICK OWENS)」「アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)」「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」「ルメール(LEMAIRE)」など16ブランドがショーを開く。また、「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」や「クレージュ(COURREGES)」「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」など29ブランドはプレゼンテーションを開催。「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」や「カラー(KOLOR)」「ダブレット(DOUBLET)」など10ブランド以上が名を連ねる日本勢は大半がデジタルのみでの参加になるが、久しぶりに「サカイ(SACAI)」もデジタル発表で公式スケジュールに戻ってきた。

 一方、オートクチュールは、29ブランド中23組がリアル発表を計画している。「ディオール」と「シャネル(CHANEL)」がそれぞれ2回ショーを開催するほか、「Y/プロジェクト」のグレン・マーティンス(Glenn Martens)をゲストデザイナーに迎えた「ゴルチエ パリ(GAULTIER PARIS)」「ヴァレンティノ(VALENTINO)」「フェンディ(FENDI)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」など16ブランドがショーを開催。日本の「ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO)」は、中里唯馬デザイナー自身も現地入りして、ショーを行う予定だ。そのほかの大半のブランドは、アポイントメント制のプレゼンテーションを開く。

 また、公式スケジュール外では、23日に「パコ ラバンヌ(PACO RABANNE)」と「アライア(ALAIA)」がショーを予定している。

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