スニーカーにまつわる噂話のあれやこれやを本明社長に聞く連載。ついに社名が「フットロッカー アトモス ジャパン(Foot Locker atmos Japan)」に、本明さんの肩書きがCEO(最高経営責任者)に変わった。新年早々に見た箱根駅伝の足元は今年も「ナイキ(NIKE)」の“厚底”の圧勝だ。しかし、優勝した青山学院大学は「アディダス(ADIDAS)」とスポンサー契約中。選手の着用するユニホームとシューズのメーカーが違うのはよくある話だけど、それが今のスニーカー業界の相関図を表しているとか。その真意とは!? (この記事はWWDジャパン2022年1月3・10日号からの抜粋に加筆をしています)
本明秀文CEO(以下、本明):箱根駅伝を見て、これは本当に既存のスポーツメーカーが新興ブランドに逆転されてしまうなと思った。青学大の優勝インタビューを見ると全員「アディダス」を履いている。だけど実際のレースでは「ナイキ」を履いている。それってすごい矛盾じゃない?レースに出るときは「ナイキ」を履いて、スポンサーとして金をもらうときだけ「アディダス」。あれをやられちゃうとスポーツメーカーとしてはアウトだよ。
――スポーツメーカーとしては評価されていないということですもんね。
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