大阪文化服装学院はこのほど、ファッションエデュケーター・コミュニケーターでロンドン・カレッジ・オブ・ファッション常任講師のオレグ・ミトロファノフ(Oleg Mitrofanov)と講師契約を結んだ。すでに学生および若手教員向けには特別講義を実施中で、今春から正式カリキュラムとして通年で授業を行う。
ミトロファノフ講師は、セントラル・セント・マーチンズ・オブ・アート&デザインを卒業。ロンドン芸術大学で教鞭を執るかたわら、専門分野である“ビジュアルリサーチ”において「シャネル(CHANEL)」(ビューティ)や「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」などと協業してきた。
ミトロファノフ講師は、「デザインプロセスにおいて最も重要なのはリサーチ」と言い切る。授業では、美術史や当時の作品が示す制作背景、現代の広告や写真・アートの分析方法、ビジュアル発想トレーニング、プレゼンテーションの組み立て方などを教えるという。
大阪文化服装学院は、「世界で活躍できる人材育成を加速させるため契約に至った。学生は国内にいながら、ヨーロッパの第⼀線の講師から直接、最先端の授業を受けることができる。教員も研修を通じて教育メソッドを学び、当校のカリキュラムのアップデートに生かせる」と話す。