北京オリンピックのオフィシャルタイムキーパーである「オメガ(OMEGA)」は、新たな計時技術を発表した。
フィギュアスケートにはモーションセンサーとポジショニングシステムを導入し、選手の位置と動きをトラッキング。リンクの周りに6台のカメラを設置し、ジャンプの高さ、飛距離、滞空時間などをリアルタイムに測定する。スピードスケートでは、これまでフライングを審判が目視判定していたが、「オメガ」は各レーンにカメラを1台ずつ配置し、画像追跡システムを活用して確認する。またアイスホッケーでは、リンク周囲のアクリル板にLEDを一体化したディスプレーを導入し、試合時間とペナルティータイムを常時表示する。
「オメガ」は、世界最大の時計企業であるスウォッチ グループ(SWATCH GROUP)傘下のスイスブランド。北京大会で、オリンピックオフィシャルタイムキーパーを務めるのは30回目となる。