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現代芸術家のダミアン・ハーストが日本初の大規模個展を国立新美術館で開催

 イギリスを代表する現代芸術家のダミアン・ハースト(Damien Hirst)が、日本初となる大規模個展「ダミアン・ハースト 桜展」を国立新美術館で開催する。同館とカルティエ現代美術財団の共同主催で、会期は3月2日から5月23日まで。

 同展では、ハーストが19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングといった西洋絵画史を独自に解釈し、大胆な色彩で抽象的に桜を描いた作品シリーズ「Cherry Blossoms」を展示する。このシリーズは、2021年7月から22年1月までフランス・パリのカルティエ財団現代美術館で開催していた個展で初めて披露したもので、全107点の中からハースト本人が厳選した24点を日本で発表する。中には横7m × 縦5mを超える巨大絵画も含まれる予定だ。

 ダミアン・ハーストは1965年イングランド生まれ。巨大なガラスケースにサメや牛を丸ごとホルマリン漬けにし鑑賞者に生と死を省察させる作品「Natural History」シリーズをはじめ、インスタレーションや彫刻、ドローイングなどの手法で生死や芸術、宗教といったテーマを表現している。最近は活動領域をさらに広げ、ラッパーのドレイク(Drake)が21年にリリースした6thアルバム「Certified Lover Boy」のアートワークを手掛けた。

■ダミアン・ハースト 桜展
会期:3月2日~5月23日
時間:10:00~18:00
休館日:毎週火曜日(5月3日は開館)
場所:国立新美術館 企画展示室2E
住所:東京都港区六本木7-22-2

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