オンワードホールディングス子会社のオンワードデジタルラボは、国内製造業の生産者を対象にオリジナルブランドの立ち上げと成長を支援する事業「クラハグ(CRAHUG)」の第1弾オリジナル商品をリリースした。シルク生地製造工場の宮眞(京都府与謝郡岩滝町、宮﨑輝彦社長)によるシルクシャツと、レース製造工場の森川レース(福井市、森川英樹社長)が作るショートブルゾンの2商品。応援購入サービスの「マクアケ」を通じて16日から予約販売を始めた。
宮眞は京都・丹後地方の機屋(はたや)として創業し、現在も伝統的なシャトル織機を使ったシルク生地で知られている。オリジナルブランド「キヌディアン(KINUDIAN)」のシルクシャツは、高密度ながら空気を含んだようなやわらかさが特徴だ。価格は4万9660円(税込)。
森川レースはドレスやワンピース用のレース生地の製造で、高い技術力を持つ。オリジナルブランド「ラフィールド(RAFIELD)」のショートブルゾンは、レースの透け感を生かすために裏地に発色の良いオレンジの生地を採用している。価格は4万9500円(同)。
「クラハグ」は、コロナで影響を受ける国内工場がオリジナル商品を直販する目的で21年8月にスタートした。テキスタイルデザイナーの梶原加奈子氏がクリエイティブディレクターを務める。