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エルメス財団の「スキル・アカデミー」が“木”をテーマに中高生向けワークショップの参加者を募集

 エルメス財団が行う社会貢献プログラム「スキル・アカデミー」は1月22日、中高生向けのワークショップ「木に学ぶ、五感で考える Wood-Life Learning」の参加者募集をスタートした。学校教育に関わる人も対象とし、3月26~31日の期間に5つのプログラムを実施する。内容は文化財(仏像)の修復、木版画の制作、盆栽体験、街歩きでの植物探索などで、各回の定員は15人。

 同プログラムはフランスで2014年から企画・開催しており、自然素材にフォーカスし、素材にまつわるスキル(職人の技術など)の継承・普及を目指すもの。日本での初年度にあたる21~22年のテーマは“木”で、大きく2つの要素で構成される。1つ目は、書籍を通じて知識を広く共有することを目的とし、21年8月に講談社から「Savoir & Faire 木」を発行した。そして2つ目が、今回募集する中高生向けのワークショップだ。

 ワークショップでは人間中心の時間軸ではなく、木が生まれて死ぬまでの長い時間に寄り添い、五感で考えることで、スキルをどう発展できるかを中高生が考える。各専門分野のプロと交流し、関心を広げ、スキルを育むための領域横断的視点や発想力を養うという。

 「スキル・アカデミー」はフランスで、14年に“木”、15年に“土”、17年に“金属”、19年に“布”、21年に“ガラス”をテーマに開催している。

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